書評で稼げる(かも?)と噂の「ブックレコメンド」 でレビューを書いてみました。結論を述べると、お金が貰えるのは本当です! ただし、条件 があります。
この記事は「ブックレコメンドでお金を貰うにはどうすればいいのか?」 「どうしてお金が貰えるの?」 「そもそもブックレコメンドってどんなサービス?」 などの疑問を抱えている方に向けた体験レポです。
これらの疑問に答えながら、ブックレコメンドの特徴と魅力をわかりやすく解説します。
レビュワーと推薦本の仲介サービス 「ブックレコメンド」とは?

ブックレコメンドは株式会社レスキューワーク[1]が運営する書評投稿サイトです。通常の書評サイトと違うのは 「二冊を繋げて書評(推薦)する点」 「寄稿者に報酬が発生する(かもしれない)点」 の二点でしょう。
まずはブックレコメンドの提供するサービスから説明します。
サービス1.課題本の掲載募集

ブックレコメンドは大きく2つのサービスから成り立っています。ひとつは「課題本の掲載募集」です。これは書評してほしい本をブックレコメンド側に依頼するサービスです。依頼された本は課題本として登録され、2ヶ月間有効となります。
「初めて寄稿する人は必ず課題本を書評しなければいけない」というルールがあるため、多くの書評が期待できるでしょう。掲載依頼料は2025年3月20日現在 66,000円(税込) です。
サービス2.課題本の書評募集
もうひとつのサービスが「課題本の書評募集」です。ここが他と異なる独自の点で、特徴は2つあります。
- 個性的な書評が投稿されるシステム
- 書評でお金が貰える(かも)しれない点
特徴1.個性的な書評が投稿されるシステム

寄稿者は課題本の書評(推薦文)が求められるため、当然課題本を読んで貰うことになります。しかしそこで終わらず、その本の次(もしくは前)に読むべき本の書評を続けて書くことになります。
通常の書評では多くが似通った感想になるかと思われます。「本のあらすじ」を先に書き、次に 「感想」を述べる。そして「まとめ」の順ではないでしょうか?
- 本のあらすじ
- 本の感想
- まとめ
優れたレビュワーであろうがなかろうが、この構成に違いはなく、インプットが同じなら同じ感想になりがちです。
ブックレコメンドでは、ここにひとつ捻りを加えています。課題本に繋がる本を寄稿者に一冊選んでもらいます。 これは「課題本の前に読む本」でもいいですし「課題本の次に読む本」でも構いません。
課題本の前に読む本とは、課題本が難し過ぎると寄稿者が判断した際に紹介する本です。課題本の次に読む本とは、課題本をより深く理解するために紹介する本
です。
寄稿者毎に紹介する本が異なるため、同じ本の書評であっても他のサイトでは見ることのないオリジナルの書評となるでしょう。
特徴2.書評でお金が貰える(かも)

課題本の書評を寄稿した方には報酬が払われます。ただし、いいね数で上位3位までに入った方にです!
集計期間は2ヶ月毎で、レビュー数に応じて報酬単価は高くなります。
課題本のレビュー記事数 | 報酬 |
---|---|
0 | いいね数 x 0円(税込0円) |
1 | いいね数 x 20円(税込22円) |
2 | いいね数 x 50円(税込55円) |
3 | いいね数 x 100円(税込110円) |
4以上 | いいね数 x 200円(税込220円) |
※上記はインボイス登録の方の報酬
※インボイス未登録の場合は0.91倍となる
どの報酬単価でも報酬上限は、
と決まっていますが、ランキング上位のいいね数によると2024年11月~12月の1位は8いいね、2025年1月~2月の1位は5いいねとなっているため、大体5~8いいね(多くても2000円) で報酬を貰えると考えていいでしょう。
そのため、上限ついては基本的に気にする必要は無さそうです。
大きく稼げるというわけではありませんが、書評を副業にしたい方の最初のステップになると思います。
実際にレビューを書いてみた!
実際にレビューした記事がこちらです。
今回自分が書いた書評は、伊佐幸太郎の『楽園の楽園』と『ペッパーズ・ゴースト
』です。課題本は『楽園の楽園』でした。
是非読んでみて下さい。
書評の投稿手順
次に書評を投稿する方法を解説します。読書ライター応募フォームにアクセスし、個人情報を入力します。

必要な個人情報は以下の5つです。
個人情報を入力したら、次は、書評を入力します。

それぞれの欄はおおよそ150文字程度で十分です。あまり長すぎても困ると思われます。
最後にチェックし、投稿ボタンを押せば寄稿完了です。
いいねを貰えると、もしかしたら報酬が振り込まれるかも!?
ブックレコメンドの報酬・料金体系
・課題本応募の料金
項目 | 料金(税込) |
---|---|
課題本の提案料金 | 66,000円 |
・書評の報酬
課題本のレビュー記事数 | 報酬 |
---|---|
0 | いいね数 x 0円(税込0円) |
1 | いいね数 x 20円(税込22円) |
2 | いいね数 x 50円(税込55円) |
3 | いいね数 x 100円(税込110円) |
4以上 | いいね数 x 200円(税込220円) |
よくある質問
書評の投稿に関する質問
Q. 投稿した書評は必ず掲載されますか?
「暴力や性的な描写が過剰」であったり「課題本と選んだ本の繋がりが弱い」と判断された場合は、編集部が掲載見送りにすることがあります。
出典: ブックレコメンド
Q. インボイス未登録ならどうなりますか?
記載している報酬はインボイス登録者の場合です。インボイス未登録の方の報酬は、0.91倍かけたものになります。
出典: ブックレコメンド
Q.課題本以外をレビューしてもいいですか?
初回寄稿時は必ず課題本を含めて下さい。二回目以降は推薦する二冊のどちらとも課題本でなくても構いません。 ただし、課題本を含めなければ報酬は発生しません。
出典: ブックレコメンド
Q. 次に読む本は自由に選んでもいいのですか?
寄稿者が自由に選べます。ただし、出版から3年以内の本に限ります。増刷・改訂版発行・文庫化された場合はその時点から2年以内です。暴力・性描写が著しい本は編集部で不可と判定されます。
出典: ブックレコメンド
Q. 書評にAIを使用してもいいですか?
大丈夫です。
出典: ブックレコメンド![]()
Q. 報酬の受取方法は?
報酬対象には月初の5日頃にメールで通知されます。その後、請求書を報酬者自身が作成し送付します。15日までに届いた場合は月末までに、16日以降に届いた場合は翌月末に報酬が支払われるでしょう。
出典: ブックレコメンド![]()
Q. 報酬の振込先の口座はどこに記載しますか?
請求書に記載します。
出典: ブックレコメンド![]()
Q. 請求書はどうやって作成しますか?
クラウド請求書プラットフォーム「INVOY 」などがオススメです。記事の執筆者自身も使用しています。
Q. どこから書評を投稿しますか?
下記から投稿してください。
出典: ブックレコメンド
課題本の依頼に関する質問
Q. 依頼する課題本に条件はありますか?
出版から2年以内かつ4,400円(税込)以内のリーズナブルな本に限ります。
出典: ブックレコメンド![]()
Q. 自費出版の本も課題本に提案できますか?
amazonで購入できるならば大丈夫です。
出典: ブックレコメンド![]()
Q. どこから依頼すればいいですか?
下記から依頼してください。
出典: ブックレコメンド![]()
Q. 料金の支払い方法は?
支払いは銀行振込です。 課題本提案フォーム
から依頼した後、掲載開始の前月18日までに 66,000円(税込) を下記口座に振り込んでください。なお、振り込み手数料は依頼者負担です。依頼主が法人の場合は請求支払いが可能です。
三菱UFJ銀行 犬山支店 0125183 レスキューワーク(カ
出典:ブックレコメンド![]()
まとめ
この記事では、書評サイト「ブックレコメンド」についてまとめました。ブックレコメンドは、読んだ本の感想を書くことで報酬を得られる可能性があるユニークなサービスです。
主な特徴として、課題本とそれに関連する本の2冊のレビューを書くことが求められます。これにより、個性的な書評が生まれやすい仕組みとなっています。報酬は、2ヶ月ごとの集計期間中にいいね数が上位3位に入った寄稿者に支払われます。
報酬額は寄稿数に応じて変動し、最大でいいね数×200円(税込220円)となります。ただし、上限は1位が10,000円(税込11,000円)、2位と3位が5,000円(税込5,500円)までとなっています。
ブックレコメンドは、読書好きの方が副業として取り組むのに適したサービスと言えるでしょう。ただし、報酬を得るためには一定の条件を満たす必要があり、大きな収入を期待するのは難しいかもしれません。
このサービスの魅力は、読書の楽しみを共有しながら、わずかながらも収入を得られる可能性があることです。アウトプットの習慣化にも役立つため、読書好きの方は気軽に試してみる価値があるでしょう。