LINEをビジネスに活用することを「LINE構築」と呼びます。その際に必要になるのがLINE公式アカウントとCRMツールです。
CRMは「顧客関係管理」と呼ばれ、顧客の欲しいものを把握し最適なコミュニケーションをとることで、リピーターになってくれるようにアプローチをかけるマーケティング戦略です。
この記事では、LINEとInstagram両方で使えるノーコードのCRMツール「sikiapi」について解説します。LINEとInstagram両方のアカウントを一つの管理画面で操作できるようになるため、情報を一元化し効果的なマーケティングを実現できるでしょう。
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LINEをビジネスに活用する仕組みづくり「LINE構築」とは?
「ビジネスにはメールではなくLINEを使用するべき!」
こんな文言よく聞きませんか? LINEはアクティブユーザー数が9,000万人に上り、全ての年齢層で90%を超える国民的メッセージツールです。
そのLINEの巨大さを利用し、LINE上でマーケティング活動を行うための仕組み作りを「LINE構築」と呼びます。従来はメールマガジン一択だったマーケティング活動が、LINE上での活動に置き換わりつつあるのです。
LINE構築の利点は圧倒的なシェア率だけではありません。その開封率の高さも一因です。従来のメールマガジンを思い出してください。一定数迷惑ファルダに入る筈です。そのうえで、無事届いたメールがきちんと読まれる割合は3割程度と言われています。一方、LINEは迷惑フォルダが無いことに加え、開封率は6割を超えると言われています。
純粋にマーケティングだけの視点でみるならば、メールマガジンが勝てる部分はないと言えるでしょう。このような訴求力が高いプラットフォーム上でマーケティングを行うために、「LINE公式アカウント」と「外部のCRMツール」を利用します。
LINE構築の2つの柱
LINE構築は2つの柱で出来ています。
- LINE公式アカウント
- 外部のCRMツール
LINE構築の骨子となるのはLINE上で開設できる「LINE公式アカウント」です。これは一般ユーザーとは異なる特別な機能を持つアカウントで、メッセージ配信機能や販促機能が搭載されており商品販売や集客が行えます。
またLINE公式アカウントだけでもLINE構築はできますが「外部のCRMツール」と連携することで、ユーザー(友達)をタグで分類・管理したり、セグメント配信やシナリオ配信などをしたり、LINE公式アカウントだけでは出来ないことが実現できるでしょう。
LINE構築の柱その1: 「LINE公式アカウント」とは?
LINE公式アカウントとは、企業や店舗がLINE上でアカウントを作成し、友達追加したユーザーに対し情報発信する機能です。
LINEはよく行くお店の情報源として実は1位であり、58%近くの人がLINEを見て飲食店や美容系店舗を決めています。
LINE公式アカウントでは、以下のような機能が使えます。
- メッセージ配信
- LINEチャット
- ショップカード(スタンプ)
- クーポンのプレゼント
- リッチメニュー
- プロフィールの設定
- ステップ配信
- オーディエンス配信(ターゲティング)
- LINEコール(電話)
- リサーチ(アンケート)
- LINE VOOM
- メンバーシップ
LINE VOOMとはショート動画やテキストの投稿ができる機能です。友だち以外も閲覧することができるため、Instagramのように使えます。このように、個人アカウントでは出来ない「1対多」の機能が充実しているため、LINE上でマーケティング活動ができます。
以下は、より個人アカウントと公式アカウントの違いを分かりやすくした表です。
機能 | LINE公式アカウント | LINE (個人アカウント) |
---|---|---|
メッセージ配信 | ターゲットを絞ったメッセージ配信が可能 | 個人もしくはグループLINEのみ |
表現・形式 | 画像や動画からWebサイトへ遷移させるなど、次のアクションを促す多様な表現・形式に対応 | 画像や動画データの送受信が可能 |
効果測定 | メッセージ配信の効果がわかる(配信数・開封数・クリック数ほか) | 効果測定なし |
販促ツール | お店向けの各種販促ツールを使える(ポスターや店頭POP) | なし |
LINE構築の柱その2: 「CRMツール」とは?
LINE公式アカウントだけでも、LINE構築できることはお分かりになったかと思います。それでも、外部のツールを導入するのは費用が安くなるからです。
外部のツールの導入には追加費用がかかるため一見すると割高に見えますが、LINE公式アカウントでは送信できるメッセージに限りがあり、上限を増やそうと思うと追加費用がかかるのです。
一方、外部ツールではユーザーの属性を絞って厳格なターゲットマーケティングが可能であるため、より少ない配信で同等の効果を得られるようになります。つまり、外部ツールの導入費用よりLINE公式アカウントの上限追加費用の方が上回るということです。
このようにユーザーの行動を把握することで、効果的なマーケティング戦略を展開できるツールを「 CRMツール(顧客関係管理ツール) 」[1]と呼びます。
CRMはMA(マーケティング業務の自動化ツール)とSFA(営業支援システム)とともに、マーケティングで当たり前のように用いられるツールです。MAやSFAが顧客を獲得するまでの道具であるならば、CRMは顧客を獲得した後に使うツールです。
CRMの最大の目的は、「LTV(顧客生涯価値)」と呼ばれる顧客一人が会社にもたらす価値の最大化だと言われています。つまりリピートを増やすということです。
実は新規の顧客獲得にかかる販売コストは既存顧客の5倍と言われています。しかも、サービスが多様化しているためこのコストはますます上昇していくでしょう。故に、企業側は獲得した顧客をより大事にしなくてはいけない時代に生きています。
顧客を大事にするとは「質の高いコミュニケーション」を取るということです。求めていない商品を押し付けられたり、逆に欲しいと思っているのに一切アプローチをかけなかったり、顧客が望むことをしないとLTVは下がります。
顧客が望むことをするためには、それぞれの顧客を属性毎に分類したり、分類した顧客の分析をしたり、分析結果をもとに適切なアプローチをかけたりする事が必要です。
こうした顧客の需要と一致したコミュニケーションを行うための情報分析ツールが「CRMツール」です。LINE構築では、LINE公式アカウントだけではカバーできない部分を外部のCRMツールで補い最適化を目指します。
ノーコードのCRMツール「sikiapi」とは?
CRMツールの中でも特にLINE構築に適しているのが株式会社Enigol[2]が運用する「sikiapi」です。
sikiapiの最大の特徴は、クリック操作のみで使用できるノーコードツールであることです。プログラミング不要であるため、エンジニアに限らず誰でも簡単に扱えます。
これがなぜ重要かというと、CRMツール導入の失敗原因として最も挙げられるのが「ツール操作のノウハウ不足」だからです。sikiapiであれば、そのような事態になることはありません。
加えて、CRMツールとしてLINE公式アカウントには出来ないシナリオ配信やユーザー情報の自動反映、最も重要な分析機能が充実しています。
機能 | sikiapi | LINE公式アカウント |
---|---|---|
1:1トーク | ○ | ○ |
一括配信 | ○ | ○ |
セグメント配信 ※1 | ○ | ○ |
シナリオ配信 ※2 | ○ | × |
テンプレート機能 | ○ | △ |
自動応答機能 ※3 | ○ | ○ |
フォーム機能 ※4 | ○ | ○ |
ユーザー情報自動反映 | ○ | × |
ダッシュボード・分析機能 | ○ | × |
他SNS連携(LINE/Instagram Direct) | ○ | × |
- ※1 「属性」「デモクラ」、ターゲット層である「ペルソナユーザー」などにもセグメント配信が可能な機能。
- ※2 配信したい文章や画像を連続で配信できる機能。ユーザー行動、反応に合わせて適切なメッセージを配信できる機能。
- ※3 ユーザーがボタンなどにアクションした際に、特定の文章を返信される機能。
- ※4 キャンペーンの送付先を聞いたり、情報のフォームを作成しユーザーに紐づけられる機能。
sikiapiの特徴
sikiapiには大きく分けて3つの特徴があります。
- シナリオ配信機能
- sikiapi独自のIDパスワードの発行
- Instagramとの紐づけ
特徴1.シナリオ配信機能
sikiapi独自の機能として「シナリオ配信」機能が挙げられます。これは、配信したい画像や文章を連続で配信できる機能で、特定の属性のユーザーや特定の行動を取ったユーザーに的確なアプローチがとれるようになるでしょう。
例えば、特定の商品に興味を示した方に購買頻度の高い商品をオススメしたり、質問に答えてくれたユーザーにクーポンをプレゼントしたりなど、マウスひとつでフローチャートを作れるため非常に自由度の高い機能です。
特徴2.sikiapi独自のIDパスワードの発行
sikapiで独自のIDとパスワードを発行するため、LINEやInstagramのアカウントをSNS担当運用者に共有する必要がありません。
セキュリティ管理について頭を悩ませる方にとって、この機能は必須といえるでしょう。
特徴3.Instagramとの紐づけ
sikiapiはLINE構築だけでなく、Instagramの連携にも力を入れています。むしろインスタのほうが主戦場かもしれません。
実は、若者にとってSNSといえばInstagramを指します。LINEはfacebook等のような「古いSNS」の認識となっており、年上と連絡をとるために仕方なく入れているアプリなのです。そのためSNSマーケティングに本腰を入れるならInstagramの対策は必須となります。
sikiapiはLINEとInstagramを連携し、1つの管理画面で操作することを可能にします。これにより、一人のユーザーに重複メッセージを送るような事故を防いでくれます。また情報を一元管理してくれるため、LTV(顧客生涯価値)をより効果的に最大化してくれるでしょう。
sikiapiの注意点
sikiapiは実際に操作しなければ分からないことがたくさんあります。月額費用も高いため、もしご興味のある方は是非資料の請求をおすすめします。
sikiapiの資料をダウンロードしたい方はこちらからどうぞ。
sikiapiとLINE公式アカウントの料金プラン
下記がsikiapiの料金プランです。
プラン名 | 月額料金 | 送信数 | ログインユーザー数 | LINE/Instagram紐付け数 | LINE/Instagram別途紐付け費用(円) | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|
スタート プラン | ¥4,500 | ~1,000 | 1 | 1:1 | なし | メール対応あり |
スモール プラン | ¥20,000 | ~20,000 | 無制限 | 1:1 | なし | メール対応あり |
スタンダード プラン | ¥50,000 | ~60,000 | 無制限 | 1:1 | ¥10,000 / 個 | チャット対応あり |
エンタープライズ プラン | ¥100,000 | 無制限 | 無制限 | 1:1 | ¥50,000 / 個 | チャット対応あり |
基本的な使い方として、多くの方が公式アカウントを運用する形を取るはずなので、スモールプラン(20,000円/月)が実質的な最安プランといえます。スモールプランでもInstagramと紐づけ出来るので、そこで使用感を確認しましょう。
補足としてLINE公式アカウントの料金プランもまとめました。
プラン名 | 月額固定費(税別) | 無料メッセージ通数(月) | 追加メッセージ料金(税別) |
---|---|---|---|
コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 不可 |
ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | 不可 |
スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | ~3円/通※2 |
まとめ
この記事では、LINEをビジネスに活用するCRMツール「sikiapi」についてまとめました。
LINE構築は、LINE公式アカウントと外部のCRMツールを組み合わせて行います。LINE公式アカウントは企業や店舗が情報発信するための機能を提供し、CRMツールはユーザーの属性分析や効果的なマーケティング戦略の展開を可能にします。
sikiapiは、ノーコードで操作できる点が特徴で、シナリオ配信やユーザー情報の自動反映、分析機能が充実しています。また、シナリオ配信機能・独自のIDパスワード発行・Instagramとの連携などビジネスに役立つ機能を備えているため、企業のマーケティング活動にしっかりと役立つでしょう。
参考サイト
- sikiapi(シキアピ)|対話型マーケティングツール
- 【公式】LINE公式アカウント – アカウント作成はこちら
- CRMとは?メリットや機能など基本知識を簡単解説|ITトレンド
- 「CRM」とは? | マーケティング用語集 | シナジーマーケティング株式会社