SWELLの表示がおかしい原因はXPageSpeed?OFFで不具合が改善した

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SWELLでブログを運営していたところ、スマートフォン表示で検索やメニューが動かない不具合が発生しました(パソコン表示では問題ありません)。

WordPressを更新したばかりのこともあって、最初は最新バージョンとSWELLの相性を疑いました。しかし、エックスサーバーの高速化機能「XPageSpeed」をOFFにしたところ、発生していた不具合がすべて改善しました。

この記事では、実際に発生した症状とXPageSpeedをOFFにするまでの経緯を紹介します。エックスサーバーから他社への移行を考えている方は、移行前に原因を切り分ける方法として参考にしてください。

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目次

結論:今回の表示異常はXPageSpeedをOFFにすると改善した

今回、スマートフォン表示で発生していた異常は、XPageSpeedをOFFにすると改善しました。

具体的には、検索画面やメニューを開けないだけでなく、ページの一部も表示されない状態でした。ところが、XPageSpeed以外の設定を変えずにOFFへ切り替えると、これらの症状がすべて改善しました。

そのため、私の環境ではXPageSpeedが表示異常に関係していたと判断しています。

ただし、エックスサーバーやSWELLで起きる不具合が、すべてXPageSpeedによるものとは限りません。まずはONとOFFの状態を比較し、自分のサイトでも同じ変化があるか確認する必要があります。

SWELLで発生した異常

XPageSpeedがONのときは、私のサイトで次の不具合が発生していました。

スマートフォン表示で発生していた不具合
  • 右上の検索ボタンを押しても検索画面を開けない
  • 左上のメニューボタンを押してもカテゴリーメニューを開けない
  • 記事内の目次を開けない
  • 著作権表示のあるフッターが表示されない
  • カテゴリーページで「人気記事」タブを開けない

単に読み込みが少し遅いのではなく、操作できない部分や表示されない部分がありました。

1. 検索画面とカテゴリーメニューを開けない

スマートフォンで記事を開き、右上の検索ボタンを押しても検索画面が表示されませんでした。左上のメニューボタンも同様で、タップしてもカテゴリーメニューを開けません。

どちらもSWELLのヘッダーにある機能です。ページ本文は表示されるため、一見すると正常に読み込めているように見えますが、ボタンを操作しても反応しませんでした。

次のGIFは、XPageSpeedがONのときに記事ページを操作した記録です。

カテゴリーや検索が反応せず、著作権表示のあるフッターも表示されない

記事内では、目次を押しても開けませんでした。また、ページの最下部まで移動しても、本来表示される著作権表記を含むフッターが表示されませんでした。

検索やメニューのような操作部分だけではなく、ページの一部まで欠けていたことになります。

2. カテゴリーページで人気記事を開けない

カテゴリーページでは、「新着記事」から「人気記事」へ切り替えようとしても、人気記事タブを開けませんでした。

また、こちらでも右上の検索ボタンや左上のカテゴリーメニューを押しても何も反応がありません。記事ページだけに限定された問題ではないことがわかります。

カテゴリーや検索が反応せず、人気記事タブも開けない

XPageSpeedとは

XPageSpeedは、エックスサーバーが提供しているWebサイト最適化機能です。

Googleが開発した「PageSpeed Module」をもとに作られており、エックスサーバーのサーバーパネルからON・OFFを切り替えられます。

画像・CSS・JavaScriptなどを表示時に最適化する機能

エックスサーバーの説明によると、XPageSpeedは元のデータを改変せず、Webサイトを表示するときに画像・CSS・JavaScriptなどを自動で最適化します。

XPageSpeedのメリット
  • CSSやJavaScriptなどの圧縮
  • 画像形式の変換と軽量化
  • 同種ファイルの結合による通信回数の削減
  • CSS・JavaScript・画像のキャッシュ期間延長
  • 小さなCSSやJavaScriptのHTML内への埋め込み

データ転送量を減らし、ページの読み込み時間を短縮することが目的です。表示速度の改善を期待できる便利な機能ですが、最適化処理がすべてのサイトで同じように動作するとは限りません。

XPageSpeedなどでモバイルスコアが40点から80点近くになった

以前、サイトの表示速度を改善するためにXPageSpeedを使用しました。

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WordPressのモバイル表示速度を「40」から「80」に改善した方法 WordPressブログ運営者が直面する一般的な課題は、「モバイルページの表示速度が遅い」ことです。この記事では、私が劇的に改善させた方法を紹介します。

過去記事「WordPressのモバイル表示速度を『40』から『80』に改善した!」では、XPageSpeedの一部設定をONにし、reCAPTCHAを読み込むページも見直しています。複数の対策を行った結果、モバイルのパフォーマンスは40点程度から80点近くまで改善しました。

当時、XPageSpeedでONにしていたのは次の項目です。

3つの項目をONにしていた

残り3項目では不具合が起きたため、OFFに戻しました。また、現在の公式マニュアルでは設定画面が一括のON・OFFになっており、過去記事と現在では操作画面が異なります。

XPageSpeedの問題点

XPageSpeedは表示速度の改善を期待できる一方、最適化処理がサイトの動作に影響する場合があります。

公式マニュアルにも表示崩れなどの注意事項がある

XPageSpeed設定には、利用時の注意事項として次の内容が記載されています。

XPageSpeed利用時の注意点
  • メモリ使用量やCPU負荷が若干上昇する場合がある
  • 一部の画像ファイルで画質が低下する場合がある
  • ブラウザやサイトの内容によっては表示崩れなどが発生する場合がある
  • キャッシュの影響でCSS・JavaScript・画像の更新反映に時間がかかる場合がある
  • サーバーが高負荷のときは最適化処理が一時的に無効になる場合がある

表示崩れなど通常と異なる動作が起きた場合、公式マニュアルでもXPageSpeedを無効にするよう案内しています。

今回の症状が起きた技術的な仕組みまでは特定できていません。公式情報にもSWELL固有の不具合は記載されていないため、「XPageSpeedとSWELLを組み合わせると必ず不具合が起きる」とは断定できません。

ダメもとでXPageSpeedをOFFにしてみた

不具合の原因を調べるなかでXPageSpeedが関係している可能性を知り、以前から使用していたXPageSpeedをダメもとでOFFにしてみました。

XPageSpeedは表示速度を改善するためにONにしていた機能です。そのため、最初は今回の不具合と関係があるとは考えていませんでした。

1. SWELLフォーラムの記事でXPageSpeedを疑った

XPageSpeedを疑うきっかけになったのは、SWELLフォーラムの「目次の内容が表示されない」という投稿です。

この投稿では、目次の中身が表示されず、目次部分をクリックできない症状が相談されていました。

回答では、XPageSpeedがJavaScriptやCSSを最適化すること、SWELLの目次はJavaScriptで挿入されることから、XPageSpeedの影響を確認するために設定をすべてOFFへ戻す方法が提案されています。その後、相談者は原因がXPageSpeedだったと報告していました。

私のサイトでも目次を開けない症状が起きていたため、この投稿を見てXPageSpeedをOFFにしてみることにしました。

2. 新サーバー移行後はXPageSpeedをONにする必要がなくなった

また、XPageSpeedをOFFにする判断には、エックスサーバー内で「新サーバー簡単移行」を実施していたことも影響しています。

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移行前は、表示速度の改善を目的としてXPageSpeedを利用していました。しかし、新しいサーバー環境へ移行したあと、XPageSpeedがOFFの状態でもPageSpeed InsightsでPC・モバイルともに100点を記録しました。

詳しい経緯は「Xserverでサーバー移行したらPageSpeed Insightsが100点になった話」で紹介しています。

パソコンのパフォーマンスが100点に
なんとスマートフォン表示でも100点に!

これは2026年8月21日にトップページを測定したときのラボデータです。サーバー移行だけで100点になったとは断定できず、すべてのサイトで同じ結果になるわけでもありません。

それでも、私の環境では表示速度を保つためにXPageSpeedをONにしておく必要がなくなりました。そのため、不具合の切り分けとしてOFFを試せるようになりました。

3. サーバーパネルでXPageSpeedをOFFにする

XPageSpeedはエックスサーバーのサーバーパネルから変更できます。

問題の原因がJavaScript最適化にあると踏んで、今回はXPageSpeedのすべてをOFFにするのではなく、「JavaScript最適化」だけをOFFにしました。

XPageSpeedをOFFにする手順
  1. エックスサーバーのサーバーパネルへログインする
  2. 「XPageSpeed設定」を開く
  3. XPageSpeedの変更ボタンを「OFF」にする
  4. 設定状況が「OFF」になったことを確認する
Javascript最適化だけOFFに

OFFへ切り替えたあとは、キャッシュの影響も考慮しながら記事ページとカテゴリーページを開き、前述の5つの症状を確認しました。

4. 不具合のすべてが改善された

XPageSpeedをOFFにした結果、私のサイトでは次の不具合がすべて改善しました。

XPageSpeedをOFFにした後、改善された不具合
  • 検索画面を開けるようになった
  • カテゴリーメニューを開けるようになった
  • 目次を開けるようになった
  • 著作権表示のあるフッターが表示された
  • カテゴリーページで人気記事を開けるようになった

XPageSpeed以外の設定は変えていなかったため、今回の表示異常にはXPageSpeedが関係していたと考えています。

ただし、OFFにしても改善しない場合は、プラグインやキャッシュ、SWELLの設定、サーバー環境など、別の原因を確認する必要があります。

まとめ:もしかしたら原因はXPageSpeedかも

エックスサーバーでSWELLの表示がおかしくなったとき、原因はWordPressやテーマ、サーバーそのものにあるように見えるかもしれません。

しかし、私のサイトではXPageSpeedをOFFにするだけで、検索、カテゴリーメニュー、目次、フッター、カテゴリーページの人気記事に発生していた不具合がすべて改善しました。

XPageSpeedには表示速度の改善を期待できる一方、公式マニュアルにも表示崩れなどの注意事項があります。エックスサーバーから他社へ移る前に、一度XPageSpeedをOFFにして変化を確認してみてください。

また、XPageSpeedをOFFにすると速度が気になる場合は、利用中の環境が「新サーバー簡単移行」の対象か確認するのも一つの選択肢です。私の場合は、新サーバーへ移行したあと、XPageSpeedがOFFでもPageSpeed Insightsで100点を記録しました。

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